難曲「ラ・カンパネラ」挑戦のノリ漁師 中学校で講演会

リスト作曲の難曲「ラ・カンパネラ」を未経験から独学でマスターし、映画のモデルにもなった佐賀市のノリ漁師が4日、佐賀県武雄市で講演会を行いました。

午前9時、武雄青陵中学校の生徒ら約350人を前に講演したのは、佐賀市川副町のノリ漁師でピアノ愛好家の徳永義昭さん(64)です。

徳永さんは52歳の時、偶然、テレビで見たピアニストのフジコ・ヘミングさんの「ラ・カンパネラ」の演奏に衝撃を受けて以来、独学でピアノを学び、6年かけて習得しました。

徳永さんをモデルにした実写映画も、秋に公開されます。

講演会で徳永さんは、「何か一つ打ち込めるものをみつけて、打ち込んだら人生が変わるかもしれない」と話し、終盤では「ラ・カンパネラ」の生演奏も行われて、生徒たちからは大きな拍手が起きました。

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