「必要なものをすべて持っている」元ブラジル代表FWリバウドが古巣バルサに推薦する選手は? 「金額は決して高くない」

ドイツ人指揮官のハンジ・フリック新監督の下、復権を期すバルセロナ。新シーズンに向け、フリックとデコSD(スポーツディレクター)は左ウイングを最大の強化ポイントとして見据えている。

ターゲットの筆頭に挙がるのが、リバプールのルイス・ディアス、RBライプツィヒのダニ・オルモ、そしてアスレティック・ビルバオのニコ・ウィリアムスだ。しかし、いずれも所属クラブとの契約を残し、獲得には少なくない移籍金が必要。なかでもN・ウィリアムスの契約解除金は5800万ユーロ(約95億7000万円)に設定されていて、財政難のバルサにとっては高嶺の花だ。

そんな中、セレソンの元10番がバルサのターゲットについて言及した。スペイン紙『スポルト』が報じている。

1997~02年までバルサでプレーし、99年にはバロンドールを受賞した元ブラジル代表FWのリバウドは、EURO2024で大活躍のスペイン代表FW、N・ウィリアムスを称賛。古巣バルサに獲得を進言した。

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「彼のこれまでの活躍を考えると、契約解除金は決して高くない。きわめて妥当な金額だ。昨シーズンはアスレティックで、そしていまはスペイン代表で素晴らしい活躍を見せている。バルサで成功するために必要なものをすべて持っている選手で、クラブは彼の獲得を優先すべきだ」

N・ウィリアムスにはプレミアリーグのアーセナルやリバプールからも熱視線が注がれ、争奪戦の様相を呈している。一方で、N・ウィリアムス本人がラ・リーガでのプレーを望んでいるとも伝えられ、またプライベートで仲が良い16歳のラミネ・ヤマルが所属しているという部分も、バルサにとってプラスに働くかもしれない。。

もっとも、バルサがN・ウィリアムスを獲得するには、現有戦力の売却が必要になってくるだろう。ドイツの地で眩い輝きを放つドリブラーは、今夏ステップアップを果たすのか。N・ウィリアムスの去就に注目が集まる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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