鳥インフル、米で酪農従事者への感染4例目に コロラド州で確認

Leah Douglas

[3日 ロイター] - 米コロラド州の公衆衛生当局は3日、州内の酪農場で働く成人男性に鳥インフルエンザの陽性反応が出たことを明らかにした。結膜炎などの軽い症状があったが、抗ウイルス薬を服用し現在は回復しているという。

発表によると、この男性は感染牛に接触していた。米国では今年3月に乳牛の鳥インフルエンザ感染が確認され、ヒトへの感染は4例目。

これまでに感染した3人も酪農従事者。1人目と2人目は軽度の結膜炎の症状が出、3人目は軽い呼吸器症状が出たが、その後回復した。

米疾病対策センター(CDC)は4人目の感染を確認。鳥インフルエンザの一般市民への感染リスクは依然として低いとしつつも、感染した動物への接触歴がある場合はリスクはより高まるとの認識を示した。

農務省によると、鳥インフルエンザの乳牛への感染は国内12州の139カ所の農場で確認されており、そのうち27カ所がコロラド州。

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