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[サンパウロ 3日 ロイター] - ブラジル地理統計院(IBGE)が3日発表した5月の鉱工業生産は前月比0.9%減と、ロイターがまとめたアナリスト予想(1.7%減)ほど落ち込まなかった。
ただそれでも2カ月連続のマイナスで、この期間の累計では1.7%減となった。
5月は前年同月比では1.0%減少。こちらもアナリスト予想の1.7%減より小幅なマイナスにとどまったが、4月の8.4%増から減少に転じた。
IBGEの調査マネジャー、アンドレ・マセド氏は5月の統計について、同国最南端のリオグランデドスル州での記録的な大雨と洪水が影響したと指摘した。
前月比11.7%減少した自動車部門と4.0%減少した食品部門が主に5月の生産を押し下げた。
IBGEによると、鉱工業生産は現在、パンデミック前の水準を1.4%下回る。2011年5月に記録した過去最高は17.8%下回っている。