中国の自動車海運輸出、23年は65.9%増 船舶工業行業協会

中国の自動車海運輸出、23年は65・9%増 船舶工業行業協会

 江蘇省連雲港港で船積みを待つ輸出用の自動車。(2023年12月30日撮影、ドローンから、連雲港=新華社配信)

 【新華社北京7月4日】中国船舶工業行業協会はこのほど発表した「自動車運搬船市場報告書2024」で、世界の23年の自動車海運貿易量が前年比17.0%増の2884万台と、過去最高を記録したと明らかにした。中国からの海運輸出台数は65.9%増の443万5千台、うち新エネルギー車(NEV)は77.6%増の120万台で、世界の自動車海運をけん引する主力となった。

 世界で運航中の自動車船は23年末時点で765隻、輸送能力は407万200台分と、そろって新型コロナ前の水準を超えた。

 自動車海運の拡大と、船舶の設計・建造技術の急速な進歩に加え、大規模な輸送がもたらす経済効果の刺激も受けて、自動車船の大型化が急ピッチで進んでいる。

 自動車海運と新エネ車貿易の需要の急増、運賃の大幅な上昇などの要因が重なり、自動車船の新規受注建造数は21年以降、爆発的な伸びを示している。

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