いすみ206型、譲渡へ 新天地の「三日月龍宮城駅」てどこよ?!

いすみ100・200・200'形「いすみ206型」 2022年07月10日撮影

いすみ鉄道は2024年7月3日、「いすみ206型」の譲渡について発表しました。新天地となるのは、千葉県木更津市の「龍宮城スパホテル三日月」です。

「龍宮城スパホテル三日月」への譲渡は、小湊鐵道、銚子電気鉄道、いすみ鉄道の千葉県内の鉄道3社とコラボレーションしたコンセプトルーム「TRAIN/BUSルーム」のオープン(7月12日〜)にあわせ実施されるもの。「いすみ206型」車両は、ホテル内中庭に新設された鉄道・車両スペース「三日月龍宮城駅」に展示。車内では、アスレチックやお絵かきなどが楽しめるとしています。

「いすみ206型」は、1988(昭和63)年の同社の開業時に導入した気動車です。当初はセミクロスシートの「いすみ100型」でしたが、高校生や沿線住民の利用が増加し、ロングシートのある「いすみ200型」へ改造。2018年まで営業運転を行なった後は、国吉駅にて保存されていました。

クレーンで吊り上げられる「いすみ206型」

©いすみ鉄道

車両は導入時、全7両が運行していましたが、現在は全車両が引退しています。いすみ市の「ポッポの丘」や茂原市のほか、海を越えミャンマーまで移動するなど、1両も廃車されることなく第2の人生を歩んでいるとのこと。「いすみ206型」も今後、たくさんの子どもたちの笑顔をとともに新たな余生がスタートします。

龍宮城スパホテル三日月内にオープンする「三日月龍宮城駅」

©いすみ鉄道

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