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いわゆる2024年問題による運転手不足で路線バスの減便が相次ぐ中、千葉県柏市の自治会が「住民の足」を確保するため、コミュニティバスの運行を始めました。
運行を開始したのは、「柏ビレジコミュニティバス」。
柏市北部の住宅団地、「柏ビレジ」と最寄りのつくばエクスプレスの柏たなか駅や、大型商業施設の「モラージュ柏」などを結びます。
高齢化が進む地域の足を確保するため、柏ビレジの自治会が、自ら資金調達や関係者との調整などにあたり、民間の運輸事業者の協力を得て実現にこぎつけました。
柏ビレジ自治会 シュピンドラー千恵子 会長
「柏ビレジは交通が不便、最寄り駅まで遠い。柏ビレジの高齢化率が約6割、車も運転できなくなる。バス停までも遠い。交通不便を解消するために自分たちでバスを走らせようと実施した」
バスは28人乗りで、7月から火曜、木曜、土曜の週3日、1日5便運行し、運賃は大人200円、子どもは100円です。
バスの運行には、年間約1000万円かかり、運賃収入のほかに、企業からの協賛金や 市からの補助金でまかなうということです。
柏ビレジ自治会 シュピンドラー千恵子 会長
「(運行開始したバスを見て)涙が出そうになった、感無量。バスのフロントに柏ビレジ自治会という黄色いマーク、自分の街のバスだ。走ることはできたが、持続しなければならない。既存バスと連携できるように幹線を補う形の増便や、アンケートでニーズ調査し、小回りの利く助けになるバスにしていきたい」