北海道南東方沖の海面水温最大で6℃高く、日本海でも高い海面水温つづく(海洋のまとめ2024年6月23日~29日)

2017年8月に始まった黒潮大蛇行は、期間が6年11か月目になっており、観測史上最長になっています。
黒潮大蛇行は続く予測で、予測通り黒潮大蛇行が続けば、
期間が7年を越えることになります。

また、日本海や三陸沖、北海道南東方沖でも
高い海面水温となっています。

海洋のまとめ2024年6月23日~29日です。

■気圧配置と波
23日、前線を伴った低気圧が日本海中部を東北東へ進んだ。
低気圧と太平洋高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、
山陰沖や九州の西、四国の南~関東の東、三陸沖で波が高くなった。

24日、低気圧が日本海北部を北北東進し、
日本海中部~北部で最大で波高3m以上となった。
また、前線を伴った低気圧が三陸沖を東進。
四国の南~関東の東、三陸沖で波が高まり、
東海道沖~三陸沖では最大で波高3m以上となった。

その後、穏やかに推移。
29日、前線を伴った低気圧が三陸沖を東進。
四国沖~三陸沖で波が高まり、三陸沖で最大で波高3m以上となった。

■海面水温
今期末にかけて、日本海域の海面水温は、平年よりかなり高い海域が継続。
東シナ海~南西諸島は、引き続き平年並みだった。
太平洋側は、黒潮大蛇行が続き、黒潮が離岸する潮岬沖を中心に平年よりやや低い海域が続いた。
黒潮が北上する三陸沖は、平年より高く、最大で3℃高かった。

親潮が後退する北海道南東方沖は、引き続き平年よりかなり高く、最大で6℃高かった。
オホーツク海や千島近海では平年並みの海域が続いた。

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