ボッシュの新AIがバッテリー残量を予測、電動アシスト自転車向けアプリに採用

ボッシュが電動アシスト自転車向けアプリに新機能を採用

ボッシュは7月3日、ドイツで開幕した「ユーロバイク2024」において、電動アシスト自転車向けの新しいAIベースの「レンジコントロール」機能を発表した。

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この機能により、ライダーはバッテリー残量を気にせずにルートを計画できるようになる。eBike Flowアプリでルートを計画すると、目的地到着時のバッテリー残量が表示される。システムは、システムの重量、ルートの高低差、最近のライディング行動などの情報を収集し、予測精度を高める。

さらに、ライダーは目的地でのバッテリー残量を設定できる。これにより、充電が難しい場合でも安心してツーリングを続けられる。アプリ内のトグルボタンでこの機能を有効にし、スライダーで希望のバッテリー残量を設定することが可能。システムは必要に応じてモーターサポートを調整し、設定されたバッテリー残量で到着できるようにする。

また、AIは個別のルート提案も行う。過去のライディング行動を分析し、好みの道路や速度に基づいたルートを提案する。新しい「現在の充電レベル」機能では、充電中のバッテリー状態をリアルタイムで追跡でき、次のツアーや移動を計画するのが容易になる。

ボッシュはさらに、ライディング統計に関する新しい機能も発表した。ABS搭載の電動アシスト自転車では、ABSを使用したブレーキ操作の割合を直接比較できる。また、「ライディングモード使用率」や「パワーシェア」画面も用意され、フィットネスレベルの向上やトレーニングの最適化に役立つ。

新しいEco+モードも導入され、エネルギーを節約しながら長距離走行が可能になる。このモードは、平坦な地形ではモーターサポートを使用せず、必要な時だけモーターが作動する。これにより、バッテリーの寿命を延ばし、長距離ツアーも可能になる。

Purion 200コントロールユニットのディスプレイもカスタマイズ可能となり、個々の好みに合わせて表示内容を変更できるようになった。これにより、ライダーは自分のニーズに合わせた情報を簡単に確認できる。

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