「声で伝える」ことを大切に 縁の下の力持ち 郡山東高校 放送部【明日への一歩】

『みなさんこんにちは、お昼の放送の時間です。』

今回紹介するのは、郡山東高校放送部。

“人に何かを伝える”、それが部員の合言葉。
アナウンス技術や映像作品を競うコンテストで6年連続、全国大会に出場する強豪です。

放送部の活動は、地域と連携した広報活動に学校紹介映像の制作、さらに学校行事での司会進行や学校放送のアナウンスと多岐にわたります。

放課後・・・部員がおのおのの準備を始めます。
いくつかに分かれて活動しているメンバー。

このグループは、体育館の裏で。

\---村上さん「一人の空間を持つということで、自分の発声に集中できるっていうメリットがあるのと、実際、発表するときは一人なので・・・そのイメージをつかむっていうのにも効果的だなって思ってます。」

学校の一角に絶好の場所を見つけたのです。
一人の空間でただひたすら・・・

\---吉川さん「アナウンスに関しては、練習をすることで自信がついてきて、努力を見てもらえるきっかけになるなって思って。」

\---中島さん「五十音交錯表っていうのは、自分の滑舌では少し難しかったりもするんですけど、やってるうちに段々慣れてきて、しっかり発音できるようになっているとは思います。」

その頃、取材班は、学校紹介ビデオの撮影。
お互いの感性を磨きながら、ひとつの作品に向き合います。

\---大河内さん「逆光とか、番組とかだと著作権とかが厳しかったするので、そうゆうのはどかしたりしながら・・・」

\---りくなさん「インタビューするときも、硬くいきすぎちゃうと受けてもらう側の人もまじめに硬くなっちゃうので、できるだけ気軽にいくようには心がけています。」

できるだけ多くの生徒の表情を、そして魅力を伝えられるように、細かな気配りも欠かすことはありません。

\---鈴木さん「どれか一つの部活とかに力を入れすぎてしまうと、他の部活と公平性が取れなくなってしますので、全部の部活の良いところをとれるようにしてます。」

撮影を終え、いよいよ仕上げ、編集にとりかかります。

\---齊藤さん「動画編集が主な仕事になっていて、よく意見を「こっちじゃない?」「こっちじゃない?」って対立とはちょっと違うけど、意見が分かれたりすることは、よくあります。」

\---大河内さん「意見を出して、言い合って、よりいい作品を作るために、編集してる側が一番見ているので、どうした方がいいってのがわかると思う。」

表現したいことはそれぞれ違っても、共通しているのは・・・いいものを作りたいということ・・・

\---村上さん「先輩に意見を言うのって難しいと思うんですよ。でも、私が作っている作品にも後輩から言い意見をたくさんもらって、みんなで一つの作品をより良いものにするって、強い意志が見えるので・・・」

悩み、言葉を交わし、高め合う。
そして、つかみ取った心ときめく瞬間は、彼らにとって宝もの。

これからも、自分の“伝えたいもの”を表現し続けます。

『ステップ』
https://www.tuf.co.jp/general?id=147
福島県内にて月~金曜日 夕方6時15分~放送中
(2024年7月3日放送回より)



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