Shinji Kitamura
［東京 ４日 ロイター］ - 午後３時のドル／円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅安の１６１円半ばで取引されている。きょうは米国が休場となるため、東京市場も全般は見送りムードが強く、ドルは高値圏で売買が交錯した。
ドルは朝方の１６１円半ばから前半へ下落する場面もあったが、大きな下げには至らなかった。前日に米金利が大きく低下したことを売り手掛かりとする声も聞かれたが、金利低下の背景には「米休場を控えた持ち高調整も含まれていた公算が高い」（外銀アナリスト）といい、追加的に売り込む動きは限られた。
他の主要通貨はおおむね横ばい。きょう総選挙を控えた英ポンドも、前日海外でつけた１６年ぶり高値の２０６円半ばから２０５円半ばへ小幅反落してもみ合いとなった。
現地の世論調査では、野党労働党の大勝が予想されている。政権交代があっても「財政規律の維持とＥＵとの連携強化に重点が置かれるため、英経済にプラス」（バークレイズ）として、波乱を予想する声はあまりない。
ドル／円 ユーロ／ドル ユーロ／円
午後３時現在 161.48／161.49 1.0790／1.0791 174.24／174.25
午前９時現在 161.58／161.60 1.0789／1.0793 174.35／174.39
ＮＹ午後５時 161.68／161.73 1.0785／1.0789 174.42／174.48
