広末涼子はなぜ復帰できない? 元事務所のパワー増大も一因か

人気シェフ・鳥羽周作氏との“W不倫騒動”の末、今年2月には長らく所属していた芸能事務所から独立した俳優・広末涼子。騒動から約1年を経て、芸能活動再開が待たれているが、独立から4カ月経った今も、復帰は難航しているという。

「5月下旬、写真週刊誌に鳥羽氏の“蕎麦屋デート”が報じられたことで、2人が入籍するのは時間の問題だと見られていますが、他方、仕事のほうは、広末が独立を果たしたものの、昨年の騒動が今も尾を引いている状態なんです」(キャスティングプロ関係者)

昨年6月、「週刊文春」に鳥羽氏とのW不倫を報じられた広末は、主演映画の公開中止や、CM・テレビ番組の降板を余儀なくされ、当時の所属事務所「フラーム」は広末の無期限謹慎処分を発表した。

「広末は、騒動後、夫だったキャンドル・ジュンさんと離婚しましたが、スキャンダルを報じた『週刊文春』に、自ら直電して、当時の所属事務所を批判したんです。そのうえ、W不倫騒動で出た2億円とも言われる違約金について、支払いを拒絶し、“芸能界の育ての親”である事務所のオーナーとの関係を悪化させてしまいました」(芸能ライター)

一方、鳥羽氏も同年11月に離婚を成立させたが、騒動の影響は免れず、12月に発表された『ミシュランガイド2024』では、それまで4年連続で獲得していた一つ星を逃した。 「広末との不倫騒動で鳥羽氏は、料理人仲間からも、“裏方である料理人が表に出すぎ”“傲慢不遜だ”と陰口を叩かれていました。ドラマなどの番組スポンサーからも評判はイマイチで、事務所としては、広末が芸能界に復帰するためには鳥羽氏とは別れてほしいと思っていたようです」(ドラマ関係者)

ところが、2人は別れるどころか、元旦にはスポーツニッポンが、親しい関係者からの話として「2人が年内に結婚する意思を固めた』とスクープ。結局、2月に広末はフラームを退社。個人事務所「株式会社R・H」を設立し、開設した公式サイトとインスタグラム上で、「引き続き俳優業に邁進」と再始動を宣言した。

「鳥羽氏との再婚が注目されている広末ですが、5月24日発売の『FRIDAY』に“蕎麦屋デート”が報じられ、いよいよ入籍かと見られたのですが、広末サイドは『FRIDAY』編集部に書面で猛クレームを入れたようです。実は、仕事復帰にあたって、フジテレビからドラマのオファーがあったようなのですが、不倫絡みの役だったため、断ったそうなんです。彼女は現在、不倫騒動のイメージが払拭できず、不倫絡みのオファーしか来ないことに苛立っているようです」(前出の芸能ライター)

他方、広末に去られたフラームだが、人気タレントの退社でパワーダウンするどころか、人気俳優・吉岡里帆が“棚ボタ式”で加入したことで、奇しくも勢いを増しているという。

「今年4月、前事務所の解散に伴い、吉岡里帆が移籍してきましたが、フラームには戸田恵梨香、有村架純、吉瀬美智子、田中みな実、松本穂香、山口紗弥加ら、今のドラマには欠かせないそうそうたる女優陣が所属しています。そんな状況下にあって、テレビ局が、フラームの心証を害してまで、独立した広末をあえて起用するか、疑問です」(前出のキャスティングプロ関係者)

広末の言動も、起用をためらわせる要因となっているという。

「広末は、デビュー当時から数々の奇行を繰り返して“プッツン女優”と呼ばれたこともありましたが、鳥羽氏のW不倫しかり、いつアクシデントを起こすか、わからない危うさがあるんです。それが彼女の魅力でもあるんですが、昨今のご時世にあって、リスクを背負ってまで彼女を起用するには、なかなか勇気がいることでしょう」(前同)

W不倫騒動から1年。活動再開を宣言した広末は、どんな作品で復帰するのかーー。

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