涼しげな音色が人気。50年以上続く夏の恒例行事です。
山口県岩国市で市民にスズムシが無料配布されました。
スズムシの無料配布は、岩国市科学センターが1973年から毎年続けています。
かつては配布の1時間以上前から行列ができる夏の風物詩ともいえる行事でした。
新型コロナ以降予約制となりましたが、スズムシの音色に魅せられた多くの人たちが虫かごを手に訪れます。
スズムシを飼育する人たちが持ち寄った幼虫を配布するという形で半世紀続いてきました。
今年はスズムシ愛好家23人が飼育したおよそ1万匹が、センターに寄贈されました。
数ミリほどに育った幼虫を、職員が訪れた人たちの虫かごに丁寧に移し替えていました。
スズムシを譲り受けた人
「やっぱり鳴き声、あのさわやかな鳴き声、あのリリーンいう鳴き声に癒やされます」
「去年がすごくよかったので。季節ものでもあり音もすごくいいですのでそれが子どもの教育にいいのかなと」
近所のえきまえ保育園の園児たちは、散歩の途中に立ち寄りました。
園児たち「初めて見た、こんなにいっぱいは」「きもちわる~なんでこんなにいっぱいになるん?」
園児たちは幼虫に興味津々。
今年育てるスズムシを分けてもらいました。
来月の中ごろには涼やかな音色を奏で始めます。