高校の女子トイレで録画状態のカメラを生徒が発見 カメラは学校の備品 盗撮事件とみて警察が捜査【福井】

3日、大野市にある県立奥越明成高校で、女子トイレの個室の中にビデオカメラが置かれていたことが分かりました。警察は、盗撮の可能性もあるとみて調べを進めています。

ビデオカメラが見つかったのは、大野市の奥越明成高校3階にある女子トイレです。福井テレビが入手した画像には、間仕切りの下から隣の個室を撮影できる位置にビデオカメラが置かれ、録画の状態を示しているとみられる赤いランプも確認できます。

奥越明成高校や関係者への取材によりますと、3日、複数の女子生徒がトイレの個室1室のドアに、朝から昼近くになっても鍵がかかっているのに気付きました。人がいる気配がせず不審に思った生徒らが上からのぞいて確認すると、中は無人でビデオカメラが置かれていました。

ビデオカメラはトイレの中のコンセントにつながれて電源が入った状態で、隣の和式トイレを撮影している状態だったということです。生徒はすぐに教師に報告し、高校から警察に通報しました。ビデオカメラは高校の備品で、普段は鍵をかけるなど簡単には持ち出せないように保管していたということです。

3日は試験期間中で、午前中にほとんどの生徒が帰宅することになっていました。

警察は、盗撮事件の可能性があるとみて捜査を進めています。

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