岩手・盛岡市動物公園ZOOMOで飼育されているアフリカゾウのマオが国内で初めての人工授精を終えました。
盛岡市動物公園は国内で初めてとなるアフリカゾウの人工授精に取り組んでいます。
3日は海外で50回以上、ゾウの人工授精に成功しているドイツの獣医がメスの22歳、マオの子宮の状態などを確認しました。
盛岡市動物公園によりますと、人工授精には、南アフリカ共和国で暮らす野生のゾウの精子が使われ、4日午前9時すぎにマオへの注入が終わったということです。
マオの健康状態は良好で、妊娠の判明は早くて3カ月後、遅くとも半年後になる見通しです。
国内で飼育されているアフリカゾウは4月時点で24頭しかおらず、国際条約で輸入が難しいことから繁殖が課題となっています。