賑やかに育つ「アヒル米」 中央農業高校のブランド 海老名市・座間市・綾瀬市

せわしなく動くアヒルやカモ 8月上旬まで水田に放つ

海老名市の中央農業高校(加来功校長)の水田で、30羽ほどのアヒルやカモが忙しそうに泳いでいる。同校は20年前からアイガモ農法に取り組み、6年ほど前からアヒルも導入している。

アヒルはイタチやカラスなどに襲われやすく、全滅の被害に遭ったことも。今年は生徒の手で電流ネットを設置したほか、ヒトデ由来の害獣忌避剤をペットボトルに入れて田んぼに並べた。

「中農アヒル米」のブランドで文化祭で販売、秋には問い合わせも来る人気ぶり。畜産科学科の池田大志さんは「一羽ずつ無事か見守りたい」と話し、橋本瞳大さんは「野生動物対策で被害はない。元気に育って」と笑顔を見せていた。

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