2050年までに「100%人工の稚魚」からニホンウナギ養殖目指す 天然ものと比較しても味に“差はなし”

お手頃価格でウナギが食べられる未来を目指して、人工の稚魚の技術開発が進んでいます。

ニホンウナギの養殖は現在、天然の稚魚を捕獲して育てていますが、7月4日、水産庁が報道陣に公開したのは、天然由来ではなく人工で飼育した稚魚です。

この稚魚から成長したニホンウナギを天然のものと食べ比べてみると…。

記者:
身もふわふわで天然と全く変わりはありません。

国内で捕れる天然の稚魚の数は低水準が続いていて、水産庁は2050年までに二ホンウナギなどの養殖を、100%人工の稚魚で行う目標を掲げています。

現在は研究段階で、餌代などの費用がかかることから、人工の稚魚の一匹あたりの価格は、天然に比べると3倍ほど高く、今後、低コストを実現できるかが課題となります。

© FNNプライムオンライン