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「日本ハム-ロッテ」(4日、エスコンフィールド)
試合前練習中のブルペンに、新庄監督が足を向け、ピッチングする山本拓への指導が始まった。教えたのは投球術。「次、カーブ投げて」。「次はクイックでストレート」。最後には「十分、十分」とうなずいてグラウンドに戻った。
身長167センチと小柄な山本拓。打者目線から真っ直ぐは下から伸びてくるイメージになる。新庄監督はヘッドアップした打撃フォームをしながら、「真っ直ぐの後にカーブを投げると目線が上がる」と体格を生かした投球術を伝授。「カーブと、力感のないシュートでファウル打たせて、でクイックで、アウトコースに伸びていくまっすぐ。まっすぐが150キロの腕の振り、カーブが155キロの腕の振り。まあ、打てない」と話した。
山本拓は「新庄監督は『一個目線を変えるカーブがあればすごい有効な球種になる』っていう話しはされたので、意識して。監督が言っていることなのでどんどんやっていきたいなと思います」とやりとりを明かす。
これまでのスタイルを「リリーフでどうしてもストレート速いカットボール、速い変化球になりがちだった」と明かす。とはいえカーブは「自信がないわけじゃないボール」と持ち球の一つ。「勇気を持って緩いボールを投げることで投球の幅も広がりますし、もっと楽に抑えられるようになるよと言われました」。緩急を生かす投球で、レベルアップを狙う。