全方位で質感向上。7月6日から予約注文受付開始の新型「T-Cross」のこと、もっと見たい!もっと知りたい!!【日本のフォルクスワーゲンに新型ラッシュ①】

一気に5種類のニューモデルの投入が発表&予告されるなど、2024年は日本のフォルクスワーゲンファンにとって、ある意味での「ヴィンテージイヤー」となりそう。そこで、各モデルの特徴をそれぞれにチェックしていきましょう。第一弾は7月6日(土)より予約注文受付が開始された、新型コンパクトSUV「T-Cross(ティークロス/以下Tクロス)」からご紹介します。

イエロー/ブルー/レッド系で鮮烈な印象を残す新色を設定

Tクロスは、日本市場でも大人気のコンパクトSUV。コンパクトなボディサイズ、ポップでカラフルなエクステリアや充実した安全装備が、高い評価を受けてきました。

日本の道路事情に適したボディサイズや取回しの良さはそのままに、灯火類やバンパーのデザインを中心にエクステリアデザインを刷新した。
「T-Cross」の特徴でもあるカラフルなボディカラーについては新色となるグレープイエロー、クリアブルーメタリック、キングズレッドメタリックを含めた全8色をラインアップ。

発売を開始した2020年から2022年まで3年連続で、輸入SUVカテゴリーにおいて登録台数第1位を獲得しています(日本自動車輸入組合 年間モデル別 新車登録台数に基づきフォルクスワーゲン調べ。
2023年は「T-Roc」に続いて第2位となりました)。

今回の一部改良は、そうしたTクロスらしさを全面的にグレードアップしたものです。具体的には、新色追加を含めたアピアランスの刷新、インテリアの質感向上、先進運転支援システムの機能強化の3点セットで、商品力が強化されました。

搭載エンジンは全車1.0L TSIで、最高出力85kW(116ps)、最大トルク200Nmを発生。7速DSGを組み合わせたFWDレイアウトのみ、という構成になります。

グレードは3タイプを設定しています。エントリーグレードは「TSI Active」で、「Travel Assist」やレーンキープアシストシステム「Lane Assist」など最新の運転支援システムを標準装備。タイヤサイズは205/60R16となります。

Tクロスとしては初設定のLEDマトリックスヘッドライト「IQ.LIGHT」や運転席/助手席のシートヒーター、205/55R17(デザインパッケージ装着車は215/45R18)を標準装備するのが「TSI Style」。専用のスポーティエクステリアを身に纏い、専用シートや215/45R18タイヤを装着した「TSI R-Line」が、トップグレードとして用意されました。

全国希望小売価格(税込)は、3,299,000円~3,895,000円と発表されています。出荷開始は9月下旬以降を予定、とのことです。

新型Tクロス 進化の「見」どころ グラフィティ

先進装備としては「T-Cross」初となるLEDマトリックスヘッドライト「IQ.LIGHT」を搭載。ライトの照射範囲の高度な制御によって夜間の安全な走行をサポートする。
写真左上からピュアホワイト、アスコットグレー、ディープブラックパールエフェクト、リフレックスシルバーメタリック、スモーキーグレーメタリック。さらに新色としてキングズレッドメタリック、クリアブルーメタリック、グレープイエローが新たに設定された。
インテリアはダッシュパッドにソフト素材を採用し、質感を向上している。
プレミアムサウンドシステム「beats サウンドシステム」や、フロントシートヒーターの採用によりさらに快適な室内空間を実現している。
全グレードにおいて同一車線内全車速運転支援システム”Travel Assist”を標準装備する。

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