小林製薬「紅麹」千葉県内の健康被害144人に 患者に関する調査進める

小林製薬「紅麹」千葉県内の健康被害144人に 患者に関する調査進める

 小林製薬の「紅麹」を使ったサプリメントを摂取した人に健康被害が出ている問題で、千葉県の調査の結果、県内で健康被害を訴えている人が144人に上っていることが分かりました。

 これは7月4日に開かれた県議会の健康福祉常任委員会で分かったものです。

 県によりますと、6月14日時点で健康被害を訴えているのは、144人に上り、このうち15人は入院したことが確認されました。

 主な症状としては腎機能障害や倦怠感などが上がっているということです。

 県は引き続き、大阪市や国と連携し、患者に関する調査を進める方針です。

 一方、常任委員会では、食材費の不正徴収により「連座制」が適用され、事業所指定の更新が認められなくなる障害者向けグループホーム運営大手の「恵」に関する問題も報告されました。

 県内では早い所で、2026年の12月には運営できなくなる見通しですが、「恵」が運営する県内の事業所、17か所のうち、県が所管する12か所の利用者が6月26日時点で238人に上ることが分かりました。

 県は7月2日付けで市町村に対し、利用者の状況や今後の意向を確認するよう文書で依頼したほか、今後は「恵の報告を受けつつ、適切に指導していく」としています。

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