「ご当地アニメの代表作に」 群馬・山本知事 7日放送開始アニメ「菜なれ花なれ」に期待

山本一太知事

 7日に放送が始まる群馬県が舞台のテレビアニメ「菜なれ花なれ」(通称なれなれ、テレビ東京系列)について、山本一太知事は4日の定例会見で「群馬県のご当地アニメの代表作になると思う。今後も全面的に応援したい」と期待を語った。コラボ企画を行ったり、放送終了後にはロケ地マップなどを製作する考えも示した。

 同作は「応援」をテーマに、6人の女子高校生たちがチアリーディングを通し成長する姿を描いたオリジナルアニメ作品。前橋、高崎、沼田の3市などが登場する。

 試写版を見たという山本知事は「群馬の自然や食文化、おなじみの風景などの魅力が詰まった作品になった」と説明。作品をきっかけにファンが訪れることへの期待を示し、「観光振興にもつながる。群馬の知名度の向上にも有効な手段」と話した。できる限り放送を視聴したいといい、「風景はすごく楽しみにしていただきたい。6人のキャラクターの個性も楽しめる。応援を通じ6人が成長する姿を見ていただければ」と呼びかけた。

 県によると、高崎アリーナでチアリーディングの全国大会が開かれていることや、企画者に群馬出身者がいたことなどから舞台に選ばれた。高崎フィルム・コミッションや沼田市観光協会などと連携し、ロケーション調査を行うなど制作に協力した。

7日に放送開始となるアニメ「菜なれ花なれ」のキービジュアル(C)なれなれプロジェクト/菜なれ花なれ製作委員会

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