交通事故から高齢者を守る 神山町でシミュレーターを使い高齢者向けの体験型交通安全教室【徳島】

高齢者に交通安全意識を高めてもらおうと、7月3日、徳島県神山町で体験型の交通安全教室が開かれました。

この教室は、交通事故で亡くなる人のうち、高齢者が高い割合を占めていることから開かれました。

14人が参加し、講話を聴いたあと、実際の道路状況を想定した映像を見ながら、危険だと感じた箇所でボタンを押すシミュレーターを使って、運転する際の反射神経を確かめました。

参加者は、自身の運転は安全なのかを改めて見つめ直しました。

(参加者)

「事故だけは気をつけな。神山で生活する以上は、やっぱり運転は必要ですねえ」

(徳島名西警察署 神領駐在所 吉田周平巡査部長)

「映像を使ってできて、皆さんによりわかりやすく(説明)できたのかなと思います。交通事故の被害にあわない、加害者にならないということを一番に考えてほしいと思います」

警察によりますと、2024年に入ってから7月3日までに、県内では交通事故で14人が亡くなっていて、うち10人が65歳以上の高齢者です。

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