「特殊メイクだと」安藤サクラ『百円の恋』、中国リメイク女優「20キロ増量→50キロ減量」姿が凄すぎる

安藤サクラ (C)ピンズバNEWS

7月5日から、世界累計興収約740億円を超える大ヒットを記録した中国映画『YOLO 百元の恋』が日本でも公開される。

『YOLO 百元の恋』は、2014年に公開された安藤サクラ(38)主演の邦画『百円の恋』のリメイク作品。オリジナル版は日本アカデミー賞最優秀主演女優賞など国内外あわせ通算21の映画賞を獲得するなど、安藤の出世作としても知られる。

そんな名作の中国リメイク作品『百元の恋』で、主演および監督を務めるのは中国の国民的コメディアンである女優のジャー・リン(42)。公開前から、彼女の驚異的な役作りが日本でも注目を集めていて――。

「本作は、32歳の無職ひきこもりの女性ドゥ・ローイン(ジャー・リン)がすべてを失い、“一度は勝ってみたい”とボクシング大会への出場を決意する物語。驚くべきは、劇中でローインが典型的な“おばさん体型”から肉体改造をしてボクサーらしい姿に激変するという経過を撮るにあたり、リンさんが現実で行なった役作りです」(映画ライター)

ジャー・リンは元から80キロほどあった自身の体重を更に約20キロ増量し、100キロを超えた状態で撮影を開始。撮影と並行して取り組んだ厳しいボクシングトレーニングを経て、最終的に9か月かけて50キロ以上もの減量をしたというのだ。

■凄すぎる減量が予告でも話題に

予告では、ジャー・リン演じるローインが痩せて引き締まった体型に変わっていく様子も描かれている。贅肉でだるだるの腕や二重顎がすっかりと消え、うっすらと筋肉の隆起が見えるまでに。太っていた頃のローインとボクサー姿のローインが同時に映る場面もあった。

《え????? あれは別の俳優か特殊メイクだと思ったら本当に本人の肉体なのですか!!??》《トレーニングで痩せていく主人公を2人が演じて説得力を出したのかと思ったら、1人の主演俳優が約1年姿を消してマジで50キロ減量していてびっくりした。ほぼドキュメンタリーじゃないか》
《安藤サクラさんも凄かったけど、こっちも凄いな(ライザップのCMみたいなビフォー・アフター)》
《主演女優さんのウエイトの落としようがすごい!!》

といった声が多く寄せられている。

ちなみに、減量に9か月かけたリメイク版の一方で、オリジナル版『百円の恋』の安藤は10日という短期間でぽっちゃり体型からボクサー体型へシェイプアップし、撮影を行なったという。こちらも役者魂を感じさせる話である。

「24歳の日本人女性の平均体重が49.2キロですから、リンさんは人間1人分痩せたということですから、凄すぎる話ですよね。

シナリオ面に関しては、『百元の恋』にはオリジナル版の脚本・足立紳氏、武正晴監督、佐藤現プロデューサーが監修として開発段階から参加。そこにコメディアンでもあるリンさんが監督と主演を務めたことで、コメディ要素もある、笑って泣けて元気になれる映画に昇華したといいます。予告の時点でオリジナル版と雰囲気は少し違いますが、素晴らしい映画であることは間違いないでしょう」(前出の映画ライター)

20キロ太り、50キロ痩せる。言葉で言うのは簡単だが、人体の限界を超えるような行ない。世界にはとんでもない俳優がいる――。

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