外国籍永住者、回郷証の申請に殺到

国家出入境管理局は7月10日から、非中国籍の香港永住者に中国本土往来通行証(回郷証)を発行し、回郷証を持つ人はカードを使用して本土の出入境管理所を自動で通過できるようになり、出入境の利便性が向上する。3日付香港各紙によると、李家超・行政長官は、関連措置は政策の画期的な進歩であり「1国の利点と2制度の利便性」を最もよく示すものであると述べ、この政策は非常に人気がありオンライン予約枠が満員になったと指摘した。香港の多くの非中国籍実業家、議員、文化団体責任者らは、新たな措置の実施により香港の非中国籍永住者がビジネスなどで本土に赴くことが容易になると述べた。両地の多面的な交流促進に向け、マイノリティーの申請便宜を図るために、関連ウェブサイトで多言語による情報提供が提唱されている。

李長官は2日、行政会議前のメディアとの会見で、今回の新たな措置は香港に住む多くの非中国籍永住者が長年にわたって香港に貢献してきたことを体現しており、また粤港澳大湾区の発展や国家全体の発展にも貢献できる可能性があることを反映していると述べた。香港は彼らの貢献を大切にしているため、さまざまな考慮の下で彼らのビジネスその他での本土への旅行を便利にすることを提案する意向だ。当局は外国商工会議所に対し、香港で働く外国人人材がカード式証明書を利用して国家の高速発展のチャンスをより良くはつかみ、特に粤港澳大湾区の建設に参加できるよう、新たな措置をプロモーションしていく構えだ。

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