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今回のtotoはJ1第22節の9試合と、J2第23節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
サッカーの結果には、さまざまな要因が絡んでくる。行われる時間や場所、気候、メンタルやフィジカルに影響するあらゆることが、選手たちに影響するのだ。
今回はひとつ、見逃せない要素がある。今月行われるパリ・オリンピックに出場するU-23日本代表のメンバー発表だ。
規模や世界的な注目度でいえばワールドカップには及ばないが、特に日本ではオリンピックは重要な世界大会。選手たちにとっても、子どもの頃から憧れた一生に一度あるかないかの大舞台であり、その大会への出場は大きなモチベーションであったはずだ。
だからこそ、7月3日に行われた五輪メンバー発表は、選手たちに大きな影響を与えたことだろう。そうしたポジティブ、あるいはネガティブな影響が、今節のJリーグの結果に響いてくることは十分に考えられる。
今回、サプライズ選出はなかったと言っていい。おそらく選ばれた選手にあるのは、ある種の安堵であり、より強く心を揺さぶられたのは、むしろ落選した選手たちだっただろう。
そうした影響がある選手として思い浮かぶのが、東京ヴェルディの山田楓喜(ふうき)だ。U-23アジアカップではゴールも奪うなど活躍したが、今回はバックアップメンバーへの選出にとどまった。
京都サンガF.C.から期限付き移籍した今季、山田は開幕戦から輝きを放っていた。最近はベンチから外れることも多かったが、ようやくメンバーに戻り、前節は先発して勝利に貢献している。
五輪落選の無念は、今節のセレッソ大阪戦でプラスに働くはずだ。城福浩監督は、そうした選手の心情の変化を見逃さず、力に変えさせる指導者でもある。
最近は勝ちと負けを繰り返している東京Vだが、山田の思いがプラスに働く。今季3度目の連勝を飾ることだろう。
■「マイアミの奇跡」川口能活がバックアップ
山田と同様、バックアップメンバーに入ったのが、ジュビロ磐田の鈴木海音(かいと)だ。自身初のJ1を戦う今季、5月以降は主力に定着していただけに、落選は残念だったことだろう。
そうした思いは、周囲も敏感に感じるはず。日本代表のコーチを務めた横内昭展監督や、自身もアトランタ五輪に出場して、ブラジルを破る「マイアミの奇跡」を起こした川口能活GKコーチらもいることで、その重みは十分に全員で分かち合えるはずだ。
今節対戦する川崎フロンターレには、年少ながらメンバーに選ばれた高井幸大もいる。何より、勝点で並ぶ直近のライバルでもある。若きDFに花を持たせるべく、磐田がホームで勝利を飾る姿が予想できる。
柏レイソルとFC東京の対決は、さまざまな思いが交錯する。柏からは細谷真大と関根大輝が選ばれたが、今季リーグ戦3試合出場の佐々木雅士はバックアップメンバー。FC東京からは荒木遼太郎と野澤ブランドン大志が選ばれたが、バングーナガンデ佳史扶はメンバーに入らなかった。松木玖生の選外が今回一番の話題だったが、移籍の可能性があることが会見で明かされていた。これらの思いが千々に乱れる対戦は、ドロー決着が妥当だろう。
今回のtotoの購入締切は7月6日で、ネット決済による公式サイトでの販売は17時50分(コンビニ決済は16時)、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分までとなっている。