人口が減っても幸せに生活するためには? 高校生がデータ分析を通じて地域の課題解決を考える 愛媛・伊方町

データ分析を通じて地域の課題発見に取り組んできた愛媛県立三崎高校の生徒たち。人口減少対策をめぐって2つのテーマが浮かび上がりました。

伊方町にある県立三崎高校では、「STNet」の常務取締役で、伊方町の町政アドバイザーを務める田口泰士さんを講師に招いて、地域の課題解決を考える授業を行っています。

これまで3回行われた授業では、生徒たちがインターネットの検索ワードなどを分析し、伊方町の最大の課題として人口減少が浮上しました。

そして、4日の授業では、その対策について話し合いが行われ、
▽人口減少を止めるための施策
▽人口が減っても幸せに生活するための施策
の2つのテーマが浮かび上がりました。

生徒たちは2つのテーマについてグループに別れ、町長に提案するアイデアを議論しました。

(男子生徒)
「地域の木を使って他に何か物を建てられないかとか、それを地域の人たちの交流の場とするという意見が出て、この意見は僕では思いつかないと思ってとても楽しい」

(女子生徒)
「伊方町の人口減少を(解決)するのに、日本の人たちにしか向いていなかったのが、世界に目を向けたらもっと視野が広がるのが新しい発見」

この授業では今後、計画書を作成し町長に提案を行うほか、地方創生のアイデアコンテストへの応募を目指します。

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