日産自動車 工業高校から次世代エンジニア育成へ

少子化と理系離れが進むなか、グローバル企業が初の取り組みです。日産自動車と県立の工業高校などが次世代のエンジニア育成へ協定を結びました。

日産と日産横浜自動車大学校、それに県立神奈川工業高校、横浜市内にある3者が調印したこの協定。
この高校の機械科にことしから日産の研究開発の現場を見て技術を学んだり、現役のエンジニアの授業を受けたりといった共同プログラムを導入。
高校から専門学校へ進学し、その後は日産で日本経済をけん引する自動車生産の高度な人材育成を目指します。

日産自動車中日本リージョナルオフィスRSO長上原健太郎さん
「100年に一度の大変革期と言われているが、専門学校を卒業した高度な人材が企業に入ってくれるというのがこれからの時代を生き抜いていくための一番必要なことなんじゃないかなと」

一方、この高校から日産に就職した生徒はほとんどが「整備士」の職種でしたが、今後について校長はー。

県立神奈川工業高校片受健一校長
「やはり日産の研究開発職に進んでいく生徒が増えてほしい。 技術開発も含めてそういった人材をつくるのが、これからの工業高校ではないかと思う」

この取り組みは、県内のほかの工業高校への拡大も検討されています。

© 株式会社テレビ神奈川