認知症の行方不明者「1万9039人」去年は統計開始以来で最多に 553人が遺体で見つかる

去年、警察へ届け出があった認知症の行方不明者数が約1万9000人にのぼり、兵庫県が全国で最多となりました。

警察庁によると、去年1年間に届け出があった認知症の行方不明者数は1万9039人で、統計を取り始めた2012年以降最も多くなりました。また、無事に見つかった人は、1万8221人でした。

9割以上の人が届出が受理された日から3日以内に無事が確認されていますが、553人が遺体で見つかりました。

都道府県別では兵庫県が2094人で全国で最も多く、その次が大阪府で2016人となっています。

大阪府警は、認知症患者の家族に対し衣類や持ち物への連絡先の記入やGPS機器の活用を呼び掛けています。

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