山林不時着の小型機 約1か月宙吊りになったまま…撤去開始 訓練生と教官が搭乗

鹿児島空港近くの山林に、先月、訓練中の小型機が不時着した事故で、山林に宙づりになっていた機体の撤去が始まりました。

小型機の撤去作業が始まったのは、霧島市の鹿児島空港近くの現場です。

この事故は、先月9日、鹿児島空港に着陸する予定だった新日本航空の小型機が経路を外れ、空港から南東およそ2キロの山林に不時着したものです。

当時、小型機は操縦訓練中で、機長を務めていた訓練生と教官の男性2人が乗っていましたが、けがはありませんでした。

現場ではおよそ1か月、機体がそのままになっていましたが、今月3日から機体の撤去作業が始まりました。4日は、分解した機体を下ろす作業などが行われました。

新日本航空によりますと、撤去作業はあす5日までの予定だということです。国土交通省の運輸安全委員会が事故の原因を調べています。



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