箱根・大涌谷のハイキングコース、19日から9年ぶり一部開放へ

大涌谷

 箱根町は4日、大涌谷の小規模噴火により閉鎖していたハイキングコースの一部を19日に開放すると発表した。防ケ沢登山口から駒ケ岳山頂までの2.7キロで、コースの開放は2015年の全区間閉鎖以来初めてとなる。

 大涌谷周辺のハイキングコースは15年6月の噴火で噴火警戒レベルが「3」(入山規制)に引き上げられた際、全区間が閉鎖。その後、19年10月に警戒レベルが「1」(活火山であることに留意)にまで下がり、火山ガスが検出されない状況が続いている上、台風などで損壊した登山道の整備も進展したことから町は9年ぶりの一部開放に踏み切った。

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