パリパラリンピック競泳代表内定の福田果音「恩返し、感謝のメダルを」 地元の福岡で本番への決意

服部誠太郎知事との歓談で笑顔を見せる福田果音選手

8月に開幕するパリ・パラリンピックの競泳女子代表に内定している小倉西高3年の福田果音選手(18)=北九州市出身=が4日、県庁を訪れ、服部誠太郎知事に対し「残り少ない時間を大切にし、本番で実力を発揮し、悔いのないレースをできるように頑張りたい」と意気込みを語った。

初のパラリンピック出場となる福田選手は生まれつき左肘から先がない。小学1年から水泳を始め、昨年10月に中国・杭州で行われたアジアパラ大会の女子100メートル平泳ぎ(運動機能障害SB8)では金メダルを獲得した。パリでは同種目に出場するほか、メドレーリレーのメンバーに選ばれる可能性もある。

訪問後、取材に応じた福田選手は「応援してくれる人、支えてくれる人への感謝の気持ちをメダル(獲得)で伝えたい」と語った。(林 原弘)

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