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岩手県内最大規模の胆沢ダムでは貯水率が49%にとどまっていて、7月4日、現状や今後の見通しを確認する会議が開かれました。
高橋礼子アナウンサー
「奥州市の胆沢ダムです。3日の雨で水位が上がることが期待されましたが、その貯水率は半分ほどとなっています」
胆沢ダムの貯水率は4日午前9時時点で49%となっていて、直近5年の平均値86%に比べ大幅に低くなっています。
2024年は積雪が少なく雪解けも例年より10日ほど早かった上、4月以降降水量が少ないことが要因だということです。
4日は、こうした情報を共有するため、北上川ダム統合管理事務所や県などでつくる「胆沢ダム利水協議会」の会合が開かれました。
会合では今後雨が少なかった場合、8月上旬にかんがい用水などの供給が十分できなくなる可能性があるという現状を確認しました。
北上川ダム統合管理事務所 小田桐淳司所長
「平年並みに雨が降れば補給は十分可能だと思う。今のところは危機的状況ではないが、今後に向けて少し注意喚起を図った」
協議会では8月上旬までに貯水率が30%まで下がるなどした場合は、節水対策を呼びかけるとしています。