車内で見つかった女性遺体 死因は窒息 殺人事件の可能性も視野に捜査【熊本】

おととい午後、熊本市北区の資材置き場に止められた車の後部座席から見つかった女性の遺体について、司法解剖の結果、窒息死と判明しました。首には絞められた跡があり、警察は殺人事件の可能性も視野に捜査を進めています。

2日午後3時すぎ、熊本市北区植木町の資材置き場で、警察官が、エンジンをかけて止まっていた車の後部座席から1人の女性の遺体を発見しました。

警察は4日、遺体は行方不明届が出されていた山鹿 市川端町のアルバイト、河邉 聡美さん(58)と発表。

首には絞められた痕があり、司法解剖の結果、窒息死と判明したということです。

警察は河邉さんが事件に巻き込まれたとみて、殺人の可能性も視野に捜査を進めています。

警察によりますと、家族が最後に河邉さんの無事を確認したのは、遺体発見前日の昼前。

その後、外出していた家族が帰宅したところ、車があるにもかかわらず、河邉さんの姿はなく、仕事に出かける時間になっても帰宅しないことなどから午後8時ごろ、警察に通報しました。

また、ストーカーなどのトラブルの相談は確認されていません。

遺体が見つかる直前、警察が、この車に乗っていた50代から60代とみられる男性に職務質問をしようとしたところ、男性は刃物で自分の腹を刺し、病院に運ばれていて、警察は、この男性が何らかの事情を知っているとみて回復次第、話を聞くことにしています。

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