地区唯一の生鮮食品を扱う店に 人口958人、高齢化率50.9% 阿南町新野に「ローソン」開店

長野放送

長野県阿南町の新野地区に7月5日、コンビニエンスストアの「ローソン」がオープンします。地区で唯一の生鮮食品を扱う店が6月で閉店する中、町も協力して早期開店にこぎつけました。

役場から車で20分ほどの阿南町新野地区。人口958人で高齢化率は50.9%(※7月1日時点)に達しています。

ここに5日オープンするのが、コンビニエンスストアの「ローソン阿南町新野店」です。

阿南町・勝野一成町長:
「日常的に買い物できる施設が減っていて、ローソンの開店は大きな期待を寄せている」

地区で唯一、生鮮食品などを扱ってきた「みなみ信州農協生活店舗新野店」が老朽化や店主の高齢化で6月30日で閉店。このままだと最寄りのスーパーやコンビニまで車で20分ほどかかる状態でした。

新野地区の住民:
「変わった風が新野に入るので、そういうことはいい」
「食事のレパートリーが増えてうれしい」

阿南町が土地を造成し、運営を町内の企業が担うなどして早期開店にこぎつけ、移動販売など買い物弱者支援も検討しています。

阿南町・勝野一成町長:
「地域に活気をもたらしてほしいし、これがずっと住民から要望されていたコンビニなので気軽に寄って交流ができる場、道の駅と合わせてそういった形の店になってほしい」

新たな店は7月5日朝8時オープンです。

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