女子日本代表が125得点を奪ってニュージーランドに圧勝…チーム全体で25本の3Pを成功

7月4日に有明アリーナで「三井不動産カップ2024(東京大会)」が行われ、女子日本代表(FIBAランキング9位)がニュージーランド代表(同26位)との初戦に臨んだ。

日本は宮崎早織(ENEOSサンフラワーズ)、山本麻衣(トヨタ自動車 アンテロープス)、林咲希(富士通レッドウェーブ)、馬瓜ステファニー(カサデモント サラゴサ/スペイン)、髙田真希が先発に名を連ねた。

同点で迎えた第1クォーター開始55秒から山本、林が連続で3ポイントシュートを沈めると、宮崎と山本の激しいプレッシャーで相手のターンオーバーを誘発。ディフェンスも機能すると、馬瓜ステファニー、山本、髙田の得点で第1クォーター残り4分58秒に19-6と13点のリードを奪った。ベンチから出場した町田瑠唯(富士通)が赤穂ひまわり(デンソー)と山本の3ポイントをお膳立てすれば、東藤なな子(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)のスティールから馬瓜エブリン(デンソーアイリス)が速攻で加点。メンバー入りした12名全員が第1クォーターからコートに立ち、8本の3ポイントなどで39得点を奪った。

第2クォーター序盤は静かな展開になったが、開始4分16秒から山本、町田、馬瓜エブリンの得点で8-0のラン。宮澤夕貴(富士通)、東藤も長距離砲を沈め、67-34とリードを33点に広げた。前半を終えて、山本と東藤がともに4本の3ポイントを成功。赤穂が2本、林、馬瓜エブリン、宮澤がいずれも1本を射抜いた。

[写真]=伊藤大允

馬瓜ステファニーの得点で始まった第3クォーターは、開始4分36秒から山本、髙田の連続3ポイントで80-38。積極的にメンバーを入れ替えながら試合を進めると、残り2分21秒から本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)、東藤、馬瓜エブリンの得点もあり、92-49とさらにリードを広げた。

第4クォーターは序盤から林1人で8-0のランを作り、開始1分35秒の時点で100-49。宮崎、町田にも3ポイントが生まれ、的を絞らせない多彩なオフェンスを披露した。攻守ともに最後まで手を緩めず、最終スコア125-57で圧勝。山本の6本を筆頭に、チーム全体で25本の3ポイントを沈めた。

なお、日本は6日13時30分からニュージーランドと再戦。国内最後の強化試合を終えると、ヨーロッパ遠征で19日にフランス代表(同7位)、21日にベルギー代表(同6位)と対戦し、金メダル獲得を目標に掲げる「第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)」に挑む。

◾️「三井不動産カップ2024(東京大会)」第1戦 試合結果
日本 125-57 ニュージーランド
JPN|39|28|25|33|=125
NZL|15|19|15|8|=57

【動画】山本麻衣が止まらない

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