アメリカン航空、JALも協業するゼロアヴィアの水素エンジン100基の購入発表

ゼロアヴィア 水素エンジン搭載の航空機 イメージ

アメリカン航空は、水素エンジンを開発しているZeroAvia社(ゼロアヴィア)から水素エンジン100基を条件付きで購入することを、2024年7月2日に発表しました。ゼロアヴィアは、日本航空(JAL)と水素航空機の開発において2023年11月より協業を開始している企業です。

ゼロアヴィアが開発する水素エンジンは、水素を使用する燃料電池で発電を行い、その電力で航空機のプロペラを回転させ推力を得るもので、排出されるのは低温の水蒸気のみ。現在、20席級の試作機で飛行試験を実施しているほか、アメリカン航空も運用しているCRJ700型機など、より大型の機材で使用されるエンジンも開発しています。アメリカン航空は2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標を設定。達成に向け、ゼロアヴィアの水素エンジン導入のほか、低炭素持続可能航空燃料(SAF)生産者とのオフテイク契約締結などの取り組みを実施しています。

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