中島健人、ソロ転向後に「コラボ連発」でtimeleszファンから疑問の声

元Sexy Zone(現timelesz)の中島健人が、3日に放送されたフジテレビ系の音楽特番『2024FNS歌謡祭 夏』に出演。あこがれていた東方神起とのコラボを果たした。圧巻のパフォーマンスに称賛の声が湧き起こった一方、順調すぎるソロ活動にtimeleszファンからの反発も起きているようだ。

中島は昔から東方神起に強い思い入れがあり、今回の番組ではユンホとチャンミンと共に3人で東方神起の5人時代の名曲「Stand by U」をしっとりと歌い上げ、さらに同じく5人時代の楽曲「呪文-MIROTIC-」でキレキレのダンスを披露した。これに対して、ネット上では「ケンティー、ダンスもビジュも完璧で最高のアイドル」「歌もダンスもすごいけど、流し目とか表情管理がヤバイ」「ケンティーのカッコよさがパワーアップしてる」などと絶賛の嵐が巻き起こった。

さらに、東方神起のファンからも「今の東方神起から5人時代の曲を引き出してくれてケンティーありがとう!」「ケンティーってこんなダンスうまかったんだ」「正直、ケンティーとコラボって聞いて微妙だったけど大正解だった」などと感嘆の声が続出。SNSでは「東方神起ケンティー」がトレンドワード入りするなど、今回の放送で最高クラスの反響となった。

中島といえば、キタニタツヤとユニット「GEMN(ジェム)」を結成し、3日にスタートした人気アニメ『【推しの子】』第2期の主題歌「ファタール」を担当。グループ時代とはガラッと変わった歌い方や曲調でファンを驚かせた。

3月いっぱいでSexy Zoneを脱退してソロになり、それからわずか数カ月で世界的に注目される人気アニメの主題歌を担当し、あこがれだった東方神起とのコラボまで実現したのだから、目を見張るような活躍といえる。

だが、timeleszのファンは複雑な思いを抱いている人が少なくないようで、SNS上では以下のようなネガティブなコメントが散見される。

「脱退してソロで何をするのかと思ったらコラボばっかり」
「今のところ、グループ抜けなくてもできた活動しかやってない」
「これじゃ、ただ単に自分優先でグループを見捨てたように思えてくる」
「ソロになりたくてグループ抜けた中島が、東方神起を守るためにグループに残った2人とコラボするのモヤモヤする」

中島はグループ卒業を発表した際に「ひとりのアイドルとして、ひとりの役者として、自分が目指すべき場所に向かい、一生に一度しかないこの時間、一瞬一瞬にすべてを懸け、国内外問わず様々な挑戦をしていきたい」などと、ソロとして活動していく決意を強調したコメントを出していた。そのため、ファンからすると「ソロでなければできないことをするために脱退したはずなのに、なぜコラボばかりしているのか」という思いがあるようだ。

中島が脱退したSexy Zoneは4月からtimeleszに改名し、菊池風磨、佐藤勝利、松島聡の3人体制で再出発。6月に3人体制初のEP「timelesz」をリリースし、旧ジャニーズ時代の先輩・山下智久がリード曲「Anthem」をプロデュースするなど話題性はあったはずだったが、初週売上は9.9万枚(オリコン調べ)で10万枚に届かなかった。2023年リリースのアルバム「ChapterII」の15万枚と比べると、一気に落ち込んだ印象だ。

また、菊池をはじめとしてメンバーのソロでの露出はあるが、グループとしてのメディア出演の機会は少なく、現時点では4人時代と比べて勢いに陰りが出ている印象が否めない。オーディションで新メンバーを選出するという注目の企画が進行中だが、それも本当にファンに受け入れてもらえるのか不透明な状況だ。

中島は音楽活動だけでなく、7月期のテレビ東京系ドラマ『しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~』で主演を務め、シンガーソングライターのmiletと共演する2025年公開予定の映画でも主演を飾ることが決まっているなど、俳優業でも需要が高い。

客観的に見て、メンバーが減ったtimeleszは厳しい再出発、中島はソロで順風満帆といった状況のため、グループのファンからの反発が強まっているようだ。timeleszのグループ活動が軌道に乗れば、中島への批判も和らぎそうだが、それまでファンのモヤモヤは晴れないかもしれない。

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