DeNA・三浦監督 プロ初完封の平良 九回続投に「タイミング合っている選手いなかった」 連夜フル回転のブルペンを救う

 ヤクルトに完封勝ちし笑顔でナインとタッチを交わす三浦監督(撮影・開出牧)

 「DeNA3-0ヤクルト」(4日、横浜スタジアム)

 DeNA・三浦大輔監督はプロ初完封をマークした先発の平良について「よくやってくれた。最後まで安定感のある投球でよく投げきってくれた」と手放しで絶賛。前夜までの2試合ではいずれもリリーフ陣が連日フル回転していたこともあり、ブルペンも救う完封劇だった。

 八回を終えた時点で92球。平良に意思確認したうえで九回もマウンドに送り、「球数もそうですけど、ボールの力とキレも見ながら。タイミング合っている選手もいなかったし、ボール自体も悪くなかったし。もちろんカバーはつけていましたけど、行かせました」と説明した。

 平良は2021年にトミー・ジョン手術を受け、昨季4月に復活星。今季初勝利を挙げた3月30日の広島戦の直後には、右肩痛で約3カ月離脱した。度重なる故障を経てプロ初完封を成し遂げた右腕に、「ボールのキレもそうだしコントロールも良くなっている。コントロールはもともといいけど、キレはもっと良くなっている」と三浦監督。「今日は(山本)祐大のリードも、要所要所でうまくインコースを使いながら踏み込ませない投球をしていたし、バッテリーでうまく攻めたのかなと思います」とたたえていた。

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