「めっちゃ大好き」「元気もらえた」馬瓜エブリンの“笑撃”回答に日本女子バスケ史上最多1万1624人が拍手喝采

7月4日、東京・有明アリーナでバスケットボールの国際強化試合の第1戦が行なわれ、女子の日本代表(FIBAランク9位)がニュージーランド代表(同26位)と対戦し、125-57で大勝した。

パリ五輪に臨む代表メンバー12人の発表後、初めて挑んだ強化試合で日本の攻撃力が爆発した。序盤からチームの持ち味である3ポイントが次々とネットを射抜き、平均身長で8センチも上回る相手を圧倒した。外だけでなく、効果的なパス回しやドリブル突破から得点を積み重ねて、ニュージーランドを一気に突き放し勝負を決した。

終わってみれば、3ポイントは山本麻衣が6/10(成功率60.0%)、東藤なな子が5/9(同55.6%)を決め、キャプテンの林咲希も4本成功させるなどチーム合計25本とし、45.5%という驚異的な成功率を収めて完勝した。
試合後、チーム2位の17得点をマークした馬瓜エブリンは「皆さん、応援ありがとうございまーす!」と平日ナイターの試合にもかかわらず、日本女子バスケットボール強化試合史上最多となる1万1624人が集まったファンに笑顔で謝辞した。

東京五輪では過去最高となる銀メダルを獲得。その後は1年間の休養にあて、選手活動を休止していた。「本当に個人的な話ですけど、3階席から去年まで(テレビ中継の)解説をしていました。このコートで、しっかりプレーできるとは思わなかったので嬉しいです」と、再び日の丸を背負ってオリンピックの舞台で戦えることに感無量の表情を浮かべた。

明るい性格でチームの盛り上げ番長であるムードメーカーは得意の”吠え”を求められると、「これで終わらず、この声援をパリまで届けてください!!」と、超満員の観客にさらなる後押しを呼びかけた。

底抜けに明るいインタビューは、ネット上でも注目の的に。「エブリン最高!」「めっちゃ大好き」「かっこよい~」「プレーがすごすぎ!」「こっちが元気もらえた」などと、好評だった。

悲願の金メダル奪取へ、切り込み隊長の雄叫びは必要不可欠だ。

構成●THE DIGEST編集部

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