英総選挙、投票締め切り 14年ぶり「政権交代」へ 最大野党・労働党が圧勝の見通し

▼背景に「国民の生活苦」…イギリスで14年ぶり政権交代が確実視

イギリスで4日、総選挙が行われ、日本時間5日午前6時に投票が締め切られました。最大野党の労働党が圧勝し、14年ぶりの政権交代となる見通しです。ロンドンから中継です。

1分ほど前に投票が締め切られたばかりですが、イギリスのBBCは先ほどから出口調査の結果を伝えています。

それによりますと、労働党が410議席を獲得する見込みで、14年ぶりの政権交代を確実にしています。

一方、与党・保守党は131議席にとどまり、大敗を喫する見通しです。

イギリスでは4日、650人の下院議員を選ぶ総選挙の投票が行われました。

労働党は保守党政権の間のスキャンダルなどを批判した上で、生活に苦しむ国民向けの支援策を打ち出し、「変革を起こす」とアピールして、選挙戦を優位に進めてきました。

事前の調査で、労働党はブレア元首相が1997年に圧勝した際の議席を大きく上回り、労働党史上最多議席を獲得する予測が出る一方、保守党は1834年の結党以来、最低の議席数となる予測が出ています。

さらに、複数の主要閣僚やスナク首相自身も当落線上の危機だと報じられていて、現職の首相が落選すればイギリス史上初めてのこととなります。

現在、開票作業が続けられていて、日本時間の5日昼過ぎには大勢が判明する見通しです。

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