「韓国での大失敗を忘れたのか」批判を浴びる英代表監督に助言した“黒歴史”クリンスマンを韓国メディアが痛烈非難!「全く説得力がない」「滑稽だ」

EURO2024でベスト8に進出したものの、厳しい批判に晒されているのが、イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督だ。

とりわけアタッカー陣に豊富なタレントを擁しながら、グループステージは1勝2分けでわずか2得点。ラウンド16でも、格下のスロバキアにあと30秒で敗退というところまで追い詰められた。

そんななか、その指揮官にアドバイスを送ったのが、元ドイツ代表FWのユルゲン・クリンスマン氏だ。今年2月に韓国代表の監督を解任された59歳は、英紙『THE Sun』で次のように語った。

「(準々決勝の)スイス戦ではハリー・ケインとアイバン・トニーを前線に置いた4-4-2を使うべきだ。ガレスが同じように感じているなら監督として自分の直感を信じ、決断をためらってはいけない」

また、世論に揺らぐのではなく、変化を選ばなければならないと強調。「(スイス戦で)大物選手を1人か2人外すことになるかもしれない。しかし、その決断を下す勇気が必要だ。(英国)国内には5600万人の監督がいる。誰もが異なる決断をしたいと思っている。何事にも気を取られてはいけない」と忠告した。

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このクリスマンを痛烈に非難したのが、韓国メディア『OSEN』だ。

アジアカップでベスト4に終わり、解任された指揮官について、「韓国での大失敗を全て忘れたのか。クリンスマンが煩わしい言葉を並べている」とこき下ろした。

「他ならぬクリンスマンだから全く説得力がない。 4-4-2のフォーメーションは彼がカタール・アジアカップで活用した戦術だが、結果的に大失敗だった。ソン・フンミンとチョ・ギュソンの2トップを稼動させたが、大きな効果は見られなかった。世論に振り回されてはいけないという話も批判に全く耳を傾けなかった彼の韓国監督時代を思い浮かべるだけだ」

同メディアは「ワンチームを作ろうとか、スタメンが固定されてはならないというアドバイスもバカバカしい。クリンスマンは選手たちの管理に失敗し、ソン・フンミンとイ・ガンインの衝突を防げす、揺れるパク・ヨンウにこだわり、キム・ジンスを排除した。ベンチメンバーも活用できず、多くの批判を受けた」と糾弾。こう締め括っている。

「皆が知るように結果は4強で脱落。韓国サッカーの黒歴史として残ったクリンスマンが約5か月後に、自分の過去はすべて消してしまい、専門家のように忠告する姿は滑稽なだけだ」

とにかく、韓国での評判はいまだに悪いようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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