富山県高岡市の伏木港にクルーズ船 国内外から乗客2700人、五箇山や国宝・勝興寺へ観光

乗船客でにぎわう伏木万葉ふ頭

 英国船籍のクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」(11万5千トン)が4日、富山県高岡市の伏木港に寄港し、国内をはじめ、欧米豪などからの乗船客約2700人が県内外の観光地を巡った。同船が伏木港へ寄港するのは5月29日以来。

 同船は全長290メートル、幅37.5メートル。1日に横浜を出港し、韓国・釜山を経由して本州を一周する。

 伏木万葉ふ頭では、乗船客が高岡万葉大使らに出迎えられ、立山黒部アルペンルートや世界遺産の五箇山、白川郷の合掌造り集落などへ向かった。高岡市のイベント会社「SK企画」が三輪自動車「トゥクトゥク」を用意し、乗船客を国宝勝興寺へ案内した。

 メキシコから訪れたマヌエル・フェルナンデスさん(66)は高岡市の山町筋や金屋町を見学するとし「伝統文化を体験するのが楽しみ」と話した。

 同船は同日夕に出港し、次の経由地の福井県敦賀港へ向かった。

記念撮影をする乗船客
県内外の観光地へ向かった乗船客

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