【中国語で苦情相次ぐ】「日本は説教好きだね」人気家系ラーメン店「イヤホンやめて」投稿 6000万人超閲覧で一時トレンドランキング2位に

東京・新宿区にある人気の家系ラーメン店「武道家 早稲田本店」の店主が、「食事中イヤホン」をめぐりXに注意喚起を投稿した。このことが契機となり、何故か中国で「イヤホンつけるのは自由だろ!」「この国は説教好きだね」など苦情投稿が相次ぐなど物議を醸す事態に発展している。

「発信したことで(イヤホンをつける人は)減っている」

「店内でイヤホンつけるの止めて欲しい」

こうSNSで訴えたのは「武道家 早稲田本店」の滝坂滋晃店主。

滝坂店主は、「イヤホンをお客さんがつけられてる状態で接客がまず成り立たない。ラーメンのお好みをお伺いしたい際に、イヤホンをつけてるから聞こえない。会話が成り立たたない」と指摘する。

出来上がったラーメンを提供する際に、声をかけても気付いてもらえないなど、困ることが起きるため注意喚起をSNS上に投稿したという。

一方、お客さんはなぜイヤホンをつけてラーメンを食べるのか理由を聞くと、「邪魔されたくないっていうか。1人で落ち着いて食べたいなっていうのがあって、イヤホンつけてってことが多い」と、イヤホンをつけることで美味しいラーメンに集中して食事ができると説明する。

この男性は会話が成立するよう注文のする際には声が聞こえるようにイヤホンを調整するなど対応していたという。

そして、「投稿されてるのを全然知らなかったので、もうちょっと気をつけてみようかなと」とも話した。

中にはイヤホンをつけゲームや動画を見ながら食事をする人もいて、そうした影響で店の回転率が下がるなど、マイナスな影響が出ている。

店主によるとイヤホンをつけながら食べる客は全体の3割ほどで、ここ1年で急増しているという。

滝坂店主は「発信したことで(イヤホンをつける人は)減っているので、ひとまず安心かなっていう感じがありますけども」と話す。

店のXに中国語での“苦情”が相次ぐ

ところが問題が落ち着いたかと思った矢先に店のXに中国語での“苦情”が相次いだのだ。

滝坂店主が「Xの方で中国語でコメント・引用リツイートというのが何件かあった」と話す内容を見てみると、「この国は説教好きだね」「回転率を上げたいなら時間制限を作れば良い」と言った批判的なものだった。

番組が中国のSNSを調べたところ、店主の「イヤホン止めて」の投稿を香港のジャーナリストがSNSで公開したところ、「イヤホンつけるのは自由だろ!」「じゃあスピーカーにしてやる!」「イヤホンつけるのは失礼かも」といった賛否の声がコメント欄に殺到した。

6000万人以上が閲覧し、一時、トレンドランキング2位となるなど、中国で大きな反響を呼ぶ事態となった。

そのことについて滝坂店主は「正直びっくりですよね。これを機にそういったマナーとかっていうのを皆さん守って、気をつけるように意識してくれればいいかなって」と話した。
(「イット!」 7月4日放送より)

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