死亡災害急増で緊急警報 リスク低減措置の有効性確認を 香川労働局

香川労働局(栗尾保和局長)は6月24日、死亡労働災害防止緊急警報を発出した。今年8月31日までを警報発令期間に設定し、事業者に職場内で基本的な安全対策が機能しているか確認するよう求めていく。非定常時作業を含めたリスクアセスメント、リスクの除去・低減措置の近道行動や省略行動などに対する有効性、危険感受性を高める安全教育と理解度の確認、職場におけるコミュニケーションの活性化による的確な安全指示や情報伝達を確認事項として挙げた。

管内では現在までに7件の死亡災害が発生し、前年同時期の2件を大幅に上回っている。建設業、製造業、運送業、農業など幅広い業種で発生しており、同労働局では県内の事業者と労働者に基本的な安全措置の徹底を呼びかけ、死亡災害撲滅を目指すとしている。

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