妻が在宅ワークで2日に1回カフェで仕事をしているそうです。これって結構高くつきませんか?

2日に1回カフェで仕事をする際にかかる費用

本項では、2日に1回カフェで仕事をする際にかかるコーヒー代を算出します。まず1ヶ月に15回カフェに行くと仮定し、コーヒーの価格は380~560円に設定します。

15回×380~560円=5700~8400円

2日に1回カフェで作業すると、1ヶ月で5700~8400円の出費になると分かりました。1回の金額は数百円でも、毎月継続的に利用すると大きな費用になるでしょう。

長時間利用するなら2杯以上注文するケースも

カフェを利用する時間によっては、2杯以上注文したほうがよいケースもあります。朝から夜までカフェを利用しているのに、コーヒーを1杯しか注文しないのは、マナーとしてよくないでしょう。もし長時間利用するのであれば、毎回コーヒーを2杯以上頼むことになり、1ヶ月で1万1400~1万6800円以上もの出費になります。

カフェで仕事をするメリット

本項では、カフェで仕事をするメリットを3つ紹介します。

気分転換になり作業に集中できる

カフェでの作業が気分転換になり、作業に集中できる人も多いでしょう。自宅で仕事をしていると、やり残した家事が気になったり、テレビをつけてしまったりしてしまうことがあるかもしれません。また、漫画や雑誌などについ手を伸ばしてしまうこともあるでしょう。

このように、自宅には仕事を中断させてしまう誘惑が意外にも多くあるものです。誘惑に負けてしまうと、目の前の作業に集中できず、他のことをやりだしてしまうかもしれません。

その点、カフェには自宅ならではの誘惑がありません。カフェで作業していれば、目の前のことに集中できるため、自宅よりも仕事がはかどります。

また、カフェではドリンクやデザートなどを頼めるため、気分をリフレッシュさせることもできます。好みの雰囲気のカフェであれば、リラックスしつつも集中して作業ができるでしょう。通えるカフェをいくつか見つけておき、その日の気分によって利用するカフェを変えるのもおすすめです。

ネット環境が整っているお店が多い

近年テレワークの普及が進んだことなどから、ネット環境が整っているカフェも多くあります。フリーWi-Fiの設置だけではなく、電源の利用を許可しているカフェもあり、オフィスのように快適な環境で作業ができます。

ただし、店舗によっては電源を利用できる席が制限されていたり、利用時間に制限が設けられていたりするため注意しましょう。店舗によって利用できる条件が異なるため、フリーWi-Fiや電源の有無については、事前に確認しておくことが大切です。

オフィスや会議室を借りる費用を節約できる

カフェを利用すれば、オフィスや会議室を借りる必要がないため、その分の費用を節約できます。サテライトオフィスといった作業スペースを借りると、毎月一定の金額がかかってしまいます。カフェであれば利用する際に飲食代を支払うだけのため、飲食分だけの出費で済むのがメリットです。

打ち合わせや会議も、少人数であればカフェで行えます。ただし、カフェは不特定多数の人が利用しているため、守秘義務や情報漏えいには十分注意しましょう。

カフェで仕事をする際の注意点

本項では、カフェで仕事をする際の注意点を3つ紹介します。気分転換にもなり効率がアップしやすいカフェ作業ですが、セキュリティーや費用面で注意が必要です。

情報漏えいのリスクがある

カフェで作業する際は、セキュリティーに十分注意が必要です。パソコンの画面を見られたりオンライン会議の内容を聞かれたりする可能性があるため、守秘義務のある内容に関する作業や会話は控えましょう。

パソコンの画面については、のぞき見防止のシートを貼るのがおすすめです。また、パスワードのないフリーWi-Fiは、セキュリティー面に脆弱(ぜいじゃく)性があり、情報漏えいのリスクを含んでいます。カフェでフリーWi-Fiが提供されていても、暗号化されていない接続先の利用はやめたほうがよいでしょう。

混雑時の配慮

混雑している時間帯には、他のお客様のことも考えて、長時間の滞在を避けるか、混雑が落ち着いてから作業するようにしましょう。

カフェのルールに従う

一部のカフェでは、長時間の作業やコンセントの使用を制限している場合があります。事前にカフェのルールを確認し、それに従うようにしましょう。

高頻度のカフェ利用は飲食代が高くつくので注意

リモートワークでカフェを利用した場合、1回あたりは数百円であっても頻繁に利用していると大きな出費につながります。長時間利用するのであれば、コーヒーを数杯頼んだり、料理を頼んだりするため、さらに費用がかかります。

カフェ作業は気分転換にもなり、作業効率がアップすると考える方もいますが、頻度が多いと生活費を圧迫する可能性があると心得ておきましょう。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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