東北道で事故、5台ぶつかり炎上 故障したダンプ、路側帯で停車中にキャリアカー突っ込む 双方が炎上 キャリアカーが積む車、中央車線へ落下…後続の大型トラックなど次々巻き込まれる 3時間半の通行止めに

東北道で多重事故、2人搬送

 3日午前2時55分ごろ、埼玉県白岡市野牛の東北自動車道下り線で、キャリアカーやトラックなど計5台が絡む多重事故が発生した。キャリアカーを運転していた群馬県館林市の男性(47)ら2人が救急搬送された。2人とも搬送時に意識はあり命に別条はない。

 県警高速隊によると、現場は久喜白岡ジャンクション(JCT)から南に約2キロ付近で、見通しの良い片側3車線の直線道路。左車線を走っていたキャリアカーが、故障のため路側帯に停車していたダンプカーに追突し、事故の弾みでキャリアカーに積載されていた車が中央車線に落下。後続のトラックと衝突したほか、右車線を走行していた大型トラックと乗用車同士も接触した。キャリアカーとダンプカーは衝突後に燃え、キャリアカーは全焼した。

 事故の影響で、東北道下り線は岩槻インターチェンジ(IC)―久喜白岡JCT間で、午前3時20分ごろから午前6時50分ごろまでの間、通行止めとなった。同署で詳しい事故原因を調べる。

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