福島県産モモ初競り、例年より糖度高く ミスピーチ魅力PR

モモの初競りで「はつひめ」をPRするミスピーチキャンペーンクルー=4日午前、福島市公設地方卸売市場

 県産モモの初競りが4日、福島市公設地方卸売市場で行われ、同市産と伊達市産のわせ品種「はつひめ」(特秀16個、5キロ)がそれぞれ過去最高だった昨年を2万円上回る17万円で落札された。

 JA全農福島によると、今年の「はつひめ」は雨が少なかったため実はやや小ぶりだが、糖度は平均13度ほどと例年よりも1~2度高く、形や色づきも良いという。渡部俊男本部長は「生産者の努力によって質、量ともに非常に良い出来になった」とあいさつ。福島市産の「はつひめ」を落札した飯印青果仲卸の大宮篤社長は「今年は糖度が高く見た目も良い。たくさんの人に楽しんでほしい」と語った。ミスピーチキャンペーンクルーも魅力をPRした。

 主要品種の「あかつき」は昨年よりも2、3日早く出荷が進む見通しで、今月中旬に出荷が始まり、下旬にピークを迎える。

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