本日発売の『文學界』八月号に、戸川純の初小説「狂女、純情す」が掲載

『文學界』八月号が7月5日(金)に株式会社文藝春秋より発売された。 「ゲルニカ」の結成から43年。数々の伝説的な楽曲を世に送り出してきた戸川純の初小説「狂女、純情す」が掲載されている。 「狂女、純情す」は、「妹が亡くなり、マスコミから追われ、男と出会った。それは修羅の始まりでもあった──」という物語。 このほか、「獰猛な生への執着」と題した戸川純のインタビューも掲載(聞き手=前田隆弘)。 戸川純は子役経験を経て、1980年に『しあわせ戦争』でテレビドラマデビュー。82年にゲルニカのボーカリストとして『改造への躍動』でデビュー。同年、TOTOウォシュレットのCM出演でお茶の間にもインパクトを与える。84年にアルバム『玉姫様』でソロデビュー。女優としても活躍し、映画『釣りバカ日誌(1~7)』などにも出演。2020年からYouTubeにて「戸川純の人生相談」を不定期で配信。著作に『戸川純全歌詞解説集──疾風怒濤ときどき晴れ』『戸川純エッセー集 ピーポー&メー』などがある。 さらに、村上春樹が語る「音楽とデザインの幸福なコラボレーション」、児玉雨子とニシダの「文学フリマ・ルポ」、奥泉光の「寶井俊慶」、角田光代の「星ひとつ」、「詩人は物事の核心(ハート)を記録する」と題したアマンダ・ゴーマンのインタビューなど、読みどころが満載の一冊となっている。

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