部員に“丸刈り”を強要か 中学ハンドボール部顧問を停職処分 男性教諭「子どもが決めたこと」と釈明

大阪府豊中市の中学校で、ハンドボール部の部員らが顧問に丸刈りを強要されたなどと訴え、市の教育委員会は、不適切な指導だったなどとして、停職処分にしました。

豊中市教育委員会によりますと、市立中学校の男子ハンドボール部の顧問だった男性教諭は、3年前、提出物を出さなかった部員に対し、「こういう時は先輩たちは丸刈りにしてきた」などと言い、精神的に追い込んだということです。12人の部員全員は丸刈りにしました。

保護者が「丸刈りを強要された」と訴え、明らかになりましたが、男性教諭は聞き取りに対し、「強要はしていない。圧をかけたと言われるが、子どもが決めたこと」と釈明。

市教委は、強要には当たらないとしたものの、不適切な指導だったと認定し、ほかにも、遠征のための徴収金の一部を流用していたなどとして、男性教諭を停職3か月の懲戒処分にしました。

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