トルコ中銀総裁、インフレ抑制に「強い決意」 引き締め維持へ

Nevzat Devranoglu

[アンカラ 4日 ロイター] - トルコ中央銀行のカラハン総裁は3日、ロイターとのインタビューで、中銀は物価高騰と闘う決意で、引き締め政策を根気よく維持していくと述べた。一連の積極的な利上げにより高水準のインフレが抑制され始めている。

2月の就任以来初めてメディアインタビューに応じ、「引き締め政策を維持し、データと予想がわれわれのディスインフレ軌道に一致するのを待つ。この点でまだ先があると考えている」と語った。

また、「月次インフレの基調的傾向が大幅かつ持続的に低下するよう期待する。インフレ抑制に向け強い決意を持っている」と述べた。

トルコ統計局が3日発表した6月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年比71.60%と予想以上に減速。前月比も予想より減速し、ディスインフレが始まったとみられている。

中銀は3月に政策金利を500ベーシスポイント(bp)引き上げて50%として以来、政策を維持しているが、インフレ見通しが悪化した場合は行動を取ると明言している。

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